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フェアリー・ライラック

製造物責任(PL)は怖いね。

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松下製温風機で、また死亡事故 経産省、緊急回収を命令
2005年11月30日00時12分


一酸化炭素漏れ事故が続く松下電器産業の石油温風機


 一酸化炭素(CO)中毒による事故が相次ぎ、回収・無償修理(リコール)が進められていた松下電器産業製の石油温風機をめぐり、経済産業省は29日、新たに長野県内で死亡事故が起きていたことが判明したとして、同社に対し、リコールを徹底するよう求める緊急命令を発動した。消費生活用製品安全法に基づく強制措置で、74年に法が施行されて以降、実際に命令が出たのは初めて。同社は「事故が再発したことを深くおわびする」と謝罪している。

 問題の石油温風機は、松下電器が85~92年に製造した「FF式石油温風機」19機種と「石油フラットラジアントヒーター」6機種で、計15万2000台が販売された。温風機内部の空気を送るゴムホースが劣化して亀裂が入り、不完全燃焼を起こして発生したCOが室内に漏れ出す恐れがある。

 長野県の事故が起きたのは21日。同県上田市の中学助教諭の女性(52)が自宅寝室でCO中毒で死亡。一緒に寝ていた夫の小学校教頭(56)も重体になっている。石油温風機のゴムホースには亀裂があった。

 同社製の石油温風機については今年1月、福島県で小学6年生の男児(当時12)が中毒死する事故が起きた。さらに2月と4月に長野県で計5人が中毒になり、4人が入院した。松下電器は4月20日に事故を公表し、新聞広告や折り込みチラシを配布したり、販売名簿をもとに顧客を探し出したりして無料点検・修理を進めてきた。しかし、製造していた時期が13年以上前と古く、現在までに修理できた台数は5万5000台余りにとどまっている。

 経産省は、リコール中に死亡事故が発生したことを深刻に受け止め、消費者への危険性の告知やリコール作業を加速するよう命じた。消費生活用製品安全法に基づいて、12月6日までに具体的な回収・修理の実施計画を提出させる。また、今後1年間は毎月、進捗(しんちょく)状況を報告するよう求めた。

 緊急命令に違反した場合の罰則は、1億円以下の罰金と定められている。

 問い合わせは、同社のフリーダイヤル(0120・872・773)へ。

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